2026年8月のニュースレター運用ふりかえり

先月から、本ニュースレターの運用と配信内容を月に一度振り返ることにしました。
今回はその8月分です。
投稿が少し遅れてしまったことをお詫びします。

7月に掲げた、情報量や発信量を減らして自分の判断を書くという目標に向けて、8月は調査と執筆の工程に結構集中していました。

調査と執筆に使う時間は増えた一方、有料ニュースレターとしての発信本数はかなり減ってしまったと思います。
工程の改善に加えて、今後はどのような内容をどのくらいの頻度で発信するか、考え直したいと思っています。

前回の報告以降に投稿した記事は以下のとおりです。

Muse Code

Muse Codeは、Metaが公開したClaude Codeのようなコーディングエージェントです。
今はサブスクリプションプランがあり、格安のコーディングエージェントとして使えます。
性能はそこそこです。
これまではGrok Codeが速くて安いモデルという位置づけでしたが、今はMetaのMuseがその位置にいます。
入力した情報の学習への利用を許可すると、かなり安くなります(料金表)。

DeepSeek Harness

DeepSeek Harnessは、新しく出た注目のハーネスです。
コーディングエージェントというより、Webのインターフェースだけがあるバックエンドシステムに近いものです。
DeepSeek以外のモデルも動きますが、今月はDeepSeekの更新がたくさんあったので、その評価に使っていて、かなり手応えがあります。

特に最新のDeepSeek 4.1 Flashは高速で性能もよいので、今後、趣味のコードを書くときのメインのコーディングモデルに使いたいと思っています。

Claude Codeのダイナミックワークフローを手書きする

ダイナミックワークフローの記事では、手元でultracodeという機能を試していたときに発見したハックをもとに、検証を進めました。
特定のワークフローをJavaScriptで再現して、Claude Codeのサブエージェントやバックグラウンドエージェントの連携に使えるのが面白いところです。

記事では、Codexのコマンドラインにレビューを投げ、差し戻して修正し、またレビューするところまで自動化しました。
これは興味深いので英語記事にして、Substackにも配信しています

Codex アプリ風の Obsidian テーマ Verso

Obsidianテーマの記事は軽めの内容です。
Obsidianの更新を見ていて気づき、手元の環境に適用して気に入ったテーマを紹介しました。

OpenAIとCursor、LLM cliché highlighter

この記事も同じく軽い紹介で、OpenAIとCursorのニュースを取り上げました。
LLM cliché highlighterを取り上げたのは、英語圏でも日本語圏でよく議論されてるような、LLM作文の改善に向けた試行錯誤が行われていると感じたからです。

AIエージェントに仕様書と決定記録を必要なときだけ読ませる試み

9月5日に公開した、仕様書と決定記録を読ませる仕組みの記事も、8月中にかなり書き進めていたので、今回の報告に含めています。
最近作っている音声入力ツールで学んだことを記事にしました。
スキルとスペックを使って配備し、読み込み手順を最適化するところを工夫しました。

運用の振り返り

現在のニュースレター執筆では、日々の調査を半自動化し、題材となるトピックを検証してメモにまとめています。
この工程では、AIで生成したレポートを使っています。
生データはGitHubのスポンサー向けリポジトリにあるので、スポンサーは参照できます。

AIによる文章生成はこの段階にとどめ、その資料を使って手を動かしながら調査し、最終的な記事は私が作ることにしています。

この調査メモはブリーフィングと呼んでいて、GitHubリポジトリ上に蓄積しています。
ただ、最近は調査が発散して、記事にまとめるまでにかなり時間がかかるようになっています。
有料ニュースレターとしてはコンスタントに発信したいので、調査を収束させる必要があるかなと思います。

また、調査と執筆では文字入力が多く発生するので、最近は音声入力を活用するようになりました。
これが、先ほどの記事紹介でも触れた音声入力アプリを自作し始めたきっかけです。

そのため、文章の拙さが出るところも、手でタイピングして作文する場面から、声に出して話す場面へ移っています。
国語力のボトルネックが移っているのが面白いなと思いました。

今後の立ち位置

このまま進めると、速報性やバズを狙ったニュースメディアというより、時間をかけて調査する、有料のスローニュース系の技術メディアに向かいつつあると思います。
ただ、本当にそれでいいのかは、私自身も考えています。
もともと、コミュニティとのつながりや貢献を意識して、公開する情報をもっと増やしたいという気持ちがあるからです。

当初お伝えした方針から変化が出てきているので、期待していた内容と違うと感じた方は、いつでも遠慮なく解約してください。
こうした活動を応援したいと思ってくださる方に、GitHub Sponsorsでの支援Ghostでの有料購読を継続していただければと思います。

今後も迷いつつ進めていきますので、よろしくお願いします。