System One Adapterを使ったJevとローカルモデルの分類タスク比較

前回の記事では、文章を渡すと型付きの判定と確率を返すJevというモデルを紹介しました。その後、TypeSafeに新しく登録しようとしたら、画面には「Sorry, new signups are paused」と表示されており、新規登録が止まっていました(9月25日時点)。Vercelによると、JevはAI Gatewayに登場してから24時間で、過去のどのモデルよりも多くの有料チームに使われたそうです。すごい。現在は新規登録できないため、本記事のサンプルでJevまで再実行できるのは、Jevを利用できるTypeSafeの既存アカウントを持つ人だけです。 このビッグウェーブに乗って私も自分でJev互換のモデルを作ってみたいと思ったので、まずはJevのAPIと手元のモデルを同じ題材で比べる環境を作ることにしました。

#21 Jev

TypeSafe AIが新たなモデル「Jev」を公開しました。 Introduction - TypeSafe AIJev is TypeSafe’s flagship model and the first System One model. Send state and typed questions; get structured answers your code can use directly.TypeSafe AI

2026年8月のニュースレター運用ふりかえり

先月から、本ニュースレターの運用と配信内容を月に一度振り返ることにしました。 今回はその8月分です。 投稿が少し遅れてしまったことをお詫びします。 7月に掲げた、情報量や発信量を減らして自分の判断を書くという目標に向けて、8月は調査と執筆の工程に結構集中していました。 調査と執筆に使う時間は増えた一方、有料ニュースレターとしての発信本数はかなり減ってしまったと思います。 工程の改善に加えて、今後はどのような内容をどのくらいの頻度で発信するか、考え直したいと思っています。 前回の報告以降に投稿した記事は以下のとおりです。 * 8月7日:#17: Muse Code * 8月14日:#18 DeepSeek Harness Architecture * 8月22日:Claude Codeのダイナミックワークフローを手書きする * 8月24日:#19 Codex アプリ風の Obsidian テーマ Verso * 8月29日:

AIエージェントに仕様書と決定記録を必要なときだけ読ませる試み

私は最近、ストリーミング音声認識APIを使ったMac向け文字入力アプリ「Whistt」を開発しています。このアプリのリポジトリでは、今までの経験を踏まえて、作業に必要な開発ドキュメントをAIエージェントに自動で読み込ませる手法を検証しています。 この取り組みの狙いは、少ない人数で、より大きな範囲のソフトウェアを作ることです。そのためには、仕様の決定や技術的判断の経緯を、必要なときにAIに読み込ませる必要があります。 仕様書と意思決定記録の役割を分ける Whisttは、まずバイブコーディングでプロトタイプを実装し、その後で仕様書を整えました。立ち上げ時には、仕様書を先に作り、それをもとに実装を生成する仕様駆動開発(SDD)の進め方は採っていません。 仕様書は当初、Macアプリの一連の操作のうち、自動テスト化できていない部分を手で一つひとつ確認するためのチェックリストとして使っていました。QAフェーズで使うこうした項目は、今まではMarkdownの箇条書きやExcelシートにして、目視で確認していました。これをAIから使いやすいように、振る舞いや条件を一定の書式で書くGherki

#20 OpenAIとCursor、LLM cliché highlighter

目次 * OpenAI が Cursor へのモデル提供を11月12日で打ち切り * LLM cliché highlighter OpenAI が Cursor へのモデル提供を11月12日で打ち切り 公式ブログ OpenAI が、SpaceX による Cursor 買収を受けて Cursor への自社モデル提供契約を終了すると SpaceX に通告しました。 * 次期モデル Astra は Cursor に提供しないと明言 * 理由は「SpaceX が利用規約の範囲内で技術を使う確信が持てない」。Twitter 買収後の契約違反と、