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A collection of 68 issues

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Claude Codeの「ソースコード流出」をどう見るのか

3月31日の朝、Xのタイムラインが騒がしくなっていました。Claude Codeのソースコードが流出したというのです。調べてみると、npmパッケージ(v2.1.88)にデバッグ用のsource mapファイル(cli.js.map)が含まれた状態でリリースされていました。source mapのsourcesContentフィールドに元のTypeScriptソースコード全体がそのまま埋め込まれており、発見者の投稿は数千万ビューを記録。GitHubにミラーリングされ数万フォークされる事態になりました。 Claude code source code has been leaked via a map file in their npm registry! Code: https://t.co/jBiMoOzt8G pic.twitter.com/rYo5hbvEj8 — Chaofan Shou (@Fried_rice) March 31, 2026

コーディングエージェント向けのリモートサンドボックス

コーディングエージェントの普及にともない、エージェントをリモートで動作させるための専用開発環境——リモートサンドボックスが注目されています。ここでいうサンドボックスとは、プロジェクトやエージェントごとに気軽に生成・破棄できるリモートVMのことで、exe.dev、Sprites、Docker Sandbox などのサービス・ツールが登場しています。 本記事ではこれらのリモートサンドボックスの用途を整理し、exe.dev・Sprites・Docker Sandboxの3つを比較します。 なぜ専用の開発環境が必要なのか コーディングエージェントをリモートで走らせる環境として、これまで一般的だった選択肢を列挙すると以下のようになります。 * Mac miniやRaspberry Piを買って自宅サーバーを立てる * VPS(Hetzner、さくらVPSなど)を契約する * Devin、Claude Code on the web、Codex(Cloud)などのマネージドサービスを使う * GitHub Codespaces、Gitpodなどのクラウド開発環境を使う これらの

Claude CodeにOpenAIのサイトを読んでもらうには?

OpenAIのサイトが読めない問題 Claude Codeで作業をしていると、OpenAIのサイトを参照したい場面があります。最新のニュースを確認したい、ブログ記事を読みたい、そんなときにClaude Codeに「read https://openai.com/ja-JP/news/」と頼むと、こうなります。 ❯ read https://openai.com/ja-JP/news/ ⏺ Fetch(https://openai.com/ja-JP/news/) ⎿ Error: Request failed with status code 403 ⏺ 申し訳ありませんが、https://openai.com/ja-JP/news/ へのアクセスが 403 (Forbidden) で拒否されました。このサイトはボットやスクレイピング からのアクセスをブロックしているようです。 403で弾かれてしまいます。example.comやwikipedia.

Codex CLIのsubagentsを使って並列コードレビューを試す

Codex CLIで正式にsubagentsが使えるようになったので、実際のPRレビューで試してみました。 題材は拙作site2skill PR #7で、実装をPythonからRustへ完全書き換えたブランチで、56ファイル変更、diff 9185行のPRです。このPRは新興モデルのQwen3.5+Qwen Codeで生成したもので、指摘すべきアラが多いと想定して選びました。 筆者の環境はgpt-5.4(reasoning medium)の無料プランで、計測とログ分析はClaude Codeで行いました。 subagentsとは Codex CLIが並列でエージェントをspawnしてタスクを分担する機能です。~/.codex/agents/にTOMLファイルを置くとカスタムエージェントを定義できます。 Subagents – Codex | OpenAI DevelopersUse subagents and custom agents in CodexOpenAI Developers 内部の動きはセッションログ(~/.codex/sessions/以下のJSONL形式

OpenClawの何が特別なのか?

ここ数日、OpenClawの名前をよく見かけたと思います。開発者がOpenAIに参加したニュースもあり、タイムラインで話題になっていました。 OpenClaw — Personal AI AssistantOpenClaw — The AI that actually does things. Your personal assistant on any platform.jonahships_ OpenClawはオープンソースの自律型AIエージェントで、LLMに自分のPCの強い権限を渡してAgent Skillsの仕組みで自動操縦します。いわば、Devinのような自律型アシスタントを個人が安価にセルフホストできるようになったものです。Claude Code(非OSS)やCodex CLIといったコーディングエージェントより一段上のレイヤーにあたります。Claude Codeでも同等のことは実現できますが、常時起動・チャット連携・スキル管理といったハーネスを自前で組む必要があり、OpenClawはそこをまるごと引き受けて定期的に推論してツール実行まで走ります。セキュリティ面がまだ未

Claude Code Agent Teamsのあそびかた

Agent Teamsは2026年2月5日にOpus 4.6と同時リリースされた実験的機能で、Claude CodeのSubagentsを独立プロセス化し、双方向にメッセージングできるようにする仕組みです。 Orchestrate teams of Claude Code sessions - Claude Code DocsCoordinate multiple Claude Code instances working together as a team, with shared tasks, inter-agent messaging, and centralized management.Claude Code Docs 一言でいうとSubagentsを拡張してステートフルにした機能です。各エージェントが自分のインボックス(~/.claude/teams/配下のJSONファイル)をポーリングしていて、メールボックスのアナロジーで相互通信が実現されています。ファイルロックで排他制御しているので、推論+ファイルシステムだけでメッセージングシステムが成立しているのが面白いところ

私のソフトウェア開発を一変させてしまった2025年のAIエージェントをふりかえる

2023年から段階的にAIを開発フローに組み込み、2025年は試行錯誤とツールの大きな変化、そしてエージェント化を経て、私のソフトウェア開発の進め方は明確に変化しました。 ここで言う「変化」とは、単に作業が速くなった、便利になったという話ではありません。 より具体的には「コードをタイピングする時間よりも、間接作業の比重と抽象的な思考・ロジックが増えた」という意味での変化です。 とりわけ深刻なのは文字入力回数の増大です。その結果、マイクに向かって話したり、タイピングの練習といったプリミティブな活動を取り入れるようになりました。 この変化は私だけのものではありません。Addy Osmaniは『Beyond Vibe Coding』で「開発者の役割はコードを書くことから、コードを指示すること(directing)へシフトしている」と述べ、アーキテクチャやデザインパターンといったシステム思考への集中を説いています。Latent SpaceのSwyxも「ソフトウェアエンジニアの強みは抽象化のレベルを上げることに最も長けている点だ」と指摘しています。 この流れに対して「コーディングがつまらな

Claude CodeにLSPツールが追加

数ヶ月前の「Serena MCPはClaude Codeを救うのか?」で「Claude Code本体にLanguageServer統合を追加する可能性も考えられます」と書きましたが、その機能が2.0.74で有効になりました。 導入方法は「Claude Code の LSP サポート」が詳しいので参照ください。 Claude Code の LSP サポートClaude Code のバージョン 2.0.74 から LSP(Language Server Protocol)サポートが追加されました。LSP サポートにより、Claude Code はコードベースに対してシンボルの定義検索、参照検索、ホバー情報の取得などの操作が可能になります。この記事では Claude Code の LSP サポートの概要と使用方法を紹介します。azukiazusaのテックブログ2 まとめると/plugin

site2skill: どんなサイトでもClaude Skills化するツールを作った

任意のWebドキュメントをClaude Agent Skills化するツール site2skill を作りました。PAY.JPのドキュメントを例に、Claude Codeがドキュメントを参照しながら開発する流れを説明します。 GitHub - laiso/site2skillContribute to laiso/site2skill development by creating an account on GitHub.GitHublaiso LLMが知らないライブラリを使うとき LLMには知識のカットオフ(学習データの期限)があります。新しいライブラリやマイナーなAPIを使おうとすると、LLMは正確な情報を持っていません。例えばClaude Opus 4.5 の知識は2025年8月のものであり、それ以降にリリースされたライブラリや、学習データに含まれていないドキュメントについては、正確なコードを生成できません。 こういう場面では、Webのドキュメントを要約してチャットに貼り付け、それをもとに実装してもらうという作業を繰り返すことになります。この方法は有効ですが、毎回ドキ

MoonBitの新AI エージェント実装「Maria」

この記事は MoonBit Advent Calendar 2025 13日目の記事です。 Moonbit - Qiita Advent Calendar 2025 - QiitaCalendar page for Qiita Advent Calendar 2025 regarding Moonbit.Qiita MoonBit Maria(以下、Maria)は、MoonBit公式の AI エージェントなプロジェクトです。GitHub リポジトリで公開されています。MoonBitのasyncベースで実装されています。 GitHub - moonbitlang/maria: moon agent rewritten in asyncmoon agent rewritten in async. Contribute to moonbitlang/

Codex CLI が Skills をサポート

Codex CLI の最新版v0.65.0 において、experimental ではありますが Skills のサポートが導入されました[1]。 codex/docs/skills.md at main · openai/codexLightweight coding agent that runs in your terminal - openai/codexGitHubopenai [1]: https://github.com/openai/codex/pull/7412 Claude Skills と同じ形式のディレクトリを配置するだけで読み込まれるため、導入の手間はほとんどありません。設定としては、config.toml に次の一行を追加します。 [features] skills = true スキルパッケージは ~/.codex/

Gemini 3 Proはデザインに強いのか?

Gemini 3 ProとClaude Opus 4.5のリリースが近かったこともあり、世間ではこの2つのモデルの性能比較が盛んに行われていました。中でもクリエイターたちの意見で目立ったのは、「Gemini 3 Proの方がOpus 4.5よりもUIデザインが得意だ」というものでした[1]。 [1]: Design Arena で4部門でトップ、Xランドでの言及も多い。 少なくともGemini 2.5 Pro以前は、UIデザインの評判はClaude Sonnetの独壇場だったはずです。v0やBoltといった多くのサイト作成サービスにSonnetが採用されていることからも、それは明らかです。 ではGemini 3 Proの登場で状況は変わったのか? というのを自分で確かめてみることにしたのが本記事の趣旨です。 なおここで作成したウェブサイトはVercelにデプロイしています。各モデルが生成したUIを以下から実際にブラウザで確認できます。 https://lp-compe.vercel.app/ 結論から言うと、UI再現タスクでは Claude Opus 4.5 が最も高精度かつ

AntigravityはどういうAIエディタなのか

GoogleがGemini 3と同時にAntigravityという新たなAI コーディングエディタを発表しました。 Google AntigravityGoogle Antigravity - Build the new wayGoogle Antigravity 内部技術としては、Google製のChromiumとV8エンジンを内蔵したエディタをGitHubが作った過程で生まれたElectronというフレームワークでマイクロソフトのWebエディタMonacoをデスクトップ化したVisual Studio CodeのOSS版ディストリであるCode-OSSをフォークしたWindsurfの取得時点のライセンスを使い再構築された[1]Googleの独自エディタアプリです(1周した!)。 [1]: 内部には Windsurf/Cascade 由来と思われるコード痕跡が見られる しサードパーティライセンス記述がある し開発チームにはKevin Houがいる ただし、表層の実装は魔改造Windsurf寄りでありつつも、プロダクト設計はKiroに近い方向へ振れており、AIエージェントを中心

Serena MCPツールを使用したカスタムPlanサブエージェント

💡追記: 2.0.30にて「Fixed MCP tools not being available to sub-agents」としてこの非互換が解消されて現在はPlanサブエージェントを上書きしなくても問題ありません。内部アーキテクチャの紹介記事としてお楽しみください。 はじめに Claude Code v2.0.28のアップデートによりPlan機能がサブエージェント化されました。Plan生成時のコンテキストが切り出され、メインコンテキストの削減に繋がるのが主な利点ですが、この影響でPlanモード実行時に利用されるツールがビルトインツールのみに制限され、MCPサーバーから提供されるツール(Serenaツールを含む)が使用できなくなりました。

Claude Skillsとは何なのか?

AnthropicがClaudeの新機能 Claude Skills (Agent Skills)を追加したと発表しました。Claude Skillsは、Markdownファイルとスクリプトで構成される「スキルフォルダ」を通じて、モデルに特定の機能や知識を拡張できる仕組みです。 Claude Skills: Customize AI for your workflowsBuild custom Skills to teach Claude specialized tasks. Create once, use everywhere—from spreadsheets to coding. Available across Claude.ai, API, and Code.Box logo もともとClaudeは8月にチャットアシスタントからのコード実行環境をアップデートしていました。それまでは指示に応じてPythonコードを実行しグラフ生成やデータ分析をするちょとした用途でしたが、この時にBashコマンドをサンドボックス以下で自由に実行できる環境が構築されています。 Claude

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