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ts-bench v2: 数十万行規模のTypeScript製アプリの修正タスクでコーディングエージェントの性能を測る

筆者は以前よりts-benchというAIコーディングエージェントのベンチマークを作っています。 このたびv2に移行したので、その背景と設計、そして今後どう継続していくかを書きます。 GitHub - laiso/ts-bench: Benchmark CLI for comparing AI coding agents on TypeScript workloads.Benchmark CLI for comparing AI coding agents on TypeScript workloads. - laiso/ts-benchGitHublaiso なお、

OpenClawブームのその後とHermes Agent

以前OpenClawの何が特別なのか?で、セルフホストできる「自分専用のパーソナルアシスタント」としてOpenClawを取り上げました。Mac miniなどの手元のマシンに住まわせて、TelegramやDiscordから話しかけると雑務をこなしてくれる、常駐型のエージェントです。指示がなくても定期的に自分から動くHEARTBEAT、会話やメモをMarkdownファイルとして手元に貯めていく記憶(メモリ)、再利用できる手順を持たせるAgent Skills。これらの仕組みを自分でいじって試す分には面白いが、安全に使うためのベストプラクティスはまだ定まっておらず過渡期にある、というのがそのときの筆者の評価でした。 OpenClawの何が特別なのか?ここ数日、OpenClawの名前をよく見かけたと思います。開発者がOpenAIに参加したニュースもあり、タイムラインで話題になっていました。 OpenClaw — Personal AI AssistantOpenClaw — The AI that actually does things. Your

『作って学ぶAIエージェント』を書きました ── TypeScriptでコーディングエージェントを自作する本

技術評論社のエンジニア選書から、新刊『作って学ぶAIエージェント ──TypeScriptとLLMで切り拓くAI時代のエンジニアリング』を出しました。2026年4月20日発売、紙版・電子版が同時に出ています。 作って学ぶAIエージェント | 技術評論社ソフトウェア開発の世界では「AIエージェント主導のコーディング」が主流になろうとしています。エージェントはコードを生成するだけでなく、ファイルを読み、コマンドを実行し、テストを実行し、結果を確認し、必要に応じて修正を繰り返します。 本書は、こうしたAIエージェントのしくみを「使う」のではなく「作る」ための実践的なガイドです。最終的にはGitHubのIssueを起点に、コードの修正からプルリクエストの作成までを自動化するコーディングエージェントを実装します。扱う技術はTypeScriptとBunを中心にし、GitHubへの統合までを扱います。 ここでは、エージェントの動作原理、つまり思考のしくみを自ら実装し、挙動の予測と制御、目的に合わせたカスタマイズを扱います。

AI時代のリッチテキスト形式(RTF)

Anthropic で Claude Code チームにいる Thariq Shihipar が、 2026年5月8日に「Using Claude Code: The Unreasonable Effectiveness of HTML」という記事を X に公開しました。 「HTML is the new Markdown」という宣言から始まる、AI の出力フォーマットとして Markdown ではなく HTML を活用するメリットを論じた内容です。 HTML

Claude Codeの「ソースコード流出」をどう見るのか

3月31日の朝、Xのタイムラインが騒がしくなっていました。Claude Codeのソースコードが流出したというのです。調べてみると、npmパッケージ(v2.1.88)にデバッグ用のsource mapファイル(cli.js.map)が含まれた状態でリリースされていました。source mapのsourcesContentフィールドに元のTypeScriptソースコード全体がそのまま埋め込まれており、発見者の投稿は数千万ビューを記録。GitHubにミラーリングされ数万フォークされる事態になりました。 Claude code source code has been leaked via a map file in their npm