#22 Jevその後
9月に紹介した Jev やローカルモデルによる分類の検証以降、判断・分類タスク向けに特化したAPIや独自モデルを学習するためのツールが相次いで登場しています。
おさらいすると、判断(もしくは意思決定・Decisions)モデルとは、コンテキストの状態と質問、選択肢の候補を入力として受け取り、その判定結果をプログラムの制御フローで直接利用することを想定したモデルです。従来の汎用LLMや分類器でも選択や分類の実装自体は可能でしたが、高速で安価なAPIエンドポイントや派手なデモで有用性がアピールされたことで、利用や運用の選択肢が具体的に広がりました。
要約
- Jevやオープンウェイトの判断モデルに加え、OpenAI・Cloudflare・Microsoftも判断APIを提供するようになった。
- 利用できるモデルや構築ツールは増えたが、どの処理に組み込むと有効かは、まだ試行錯誤。
- 基盤モデルもQwen系だけでなく、Liquid独自のLFM系やBERT系など、複数の系譜に広がっている。
OpenAIのDecisions API
OpenAI は、事前に定義した候補から判断を返す専用の呼び出し経路として Decisions API の提供を開始しました。通常のResponses API とは独立した専用エンドポイントとして設計されており、入力に対してスコアリングや候補の選択結果を返します。タイミング的にも明らかにJev対抗であるといえます。しかもマルチモーダル対応です。