AI開発者ニュース #2: GLM-5.2、Agent skill、Bun Rust rewrite

AI開発、コーディングエージェント、devtools 周辺で読んでおきたい話題をまとめます。 💡これは有料購読者向けのボーナストラックコンテンツです。 AI開発、コーディングエージェント、devtools 周辺の話題を、一次情報を辿れる形で短くまとめます。 背景は昨日公開した Xのリコメンド資産から作る「AI開発者ニュース」を始めます に書きました。 今は実験的に全ユーザーへメール配信していますが、本運用では有料購読者のみへの配信に切り替える予定です。 今回扱う話題は、GLM-5.2 の Cursor / Devin 対応、GLM-5.2 の評価とRLインフラ、Agent skill の書き方、Gemini

Xのリコメンド資産から作る「AI開発者ニュース」を始めます

これまで、このブログや GitHub Sponsors の有料特典として何を提供するのがよいかを考えていました。 「応援してください」だけでは続きにくいですし、支援してくださる人にとっても、何が返ってくるのかが見えにくいです。 一方で、毎回大きな調査記事やベンチマーク記事だけを約束すると、個人で続けるには重くなりますし、そういうものは公開して広く読んでもらいたいと思っていました。 そこで、しばらく実験的に 「AI開発者ニュース 」というコンテンツを有料特典として始めてみます。 これは、実際に著者が毎朝やっている情報収集を少し外に出す試みです。 以前は、RSSフィード、Xのタイムライン、GitHub、公式ブログ、ニュースレターを一つひとつ手で開いて読んでいました。 最近は、その作業の一部を自作ツールとAIで自動化しています。 前日から当日にかけて流れてきた投稿や記事を集め、近い話題ごとにまとめ、あとで読むための短いメモにします。 なので、これは「ニュース記事を書く」

ts-bench v2: 数十万行規模のTypeScript製アプリの修正タスクでコーディングエージェントの性能を測る

筆者は以前よりts-benchというAIコーディングエージェントのベンチマークを作っています。 このたびv2に移行したので、その背景と設計、そして今後どう継続していくかを書きます。 GitHub - laiso/ts-bench: Benchmark CLI for comparing AI coding agents on TypeScript workloads.Benchmark CLI for comparing AI coding agents on TypeScript workloads. - laiso/ts-benchGitHublaiso なお、

OpenClawブームのその後とHermes Agent

以前OpenClawの何が特別なのか?で、セルフホストできる「自分専用のパーソナルアシスタント」としてOpenClawを取り上げました。Mac miniなどの手元のマシンに住まわせて、TelegramやDiscordから話しかけると雑務をこなしてくれる、常駐型のエージェントです。指示がなくても定期的に自分から動くHEARTBEAT、会話やメモをMarkdownファイルとして手元に貯めていく記憶(メモリ)、再利用できる手順を持たせるAgent Skills。これらの仕組みを自分でいじって試す分には面白いが、安全に使うためのベストプラクティスはまだ定まっておらず過渡期にある、というのがそのときの筆者の評価でした。 OpenClawの何が特別なのか?ここ数日、OpenClawの名前をよく見かけたと思います。開発者がOpenAIに参加したニュースもあり、タイムラインで話題になっていました。 OpenClaw — Personal AI AssistantOpenClaw — The AI that actually does things. Your

『作って学ぶAIエージェント』を書きました ── TypeScriptでコーディングエージェントを自作する本

技術評論社のエンジニア選書から、新刊『作って学ぶAIエージェント ──TypeScriptとLLMで切り拓くAI時代のエンジニアリング』を出しました。2026年4月20日発売、紙版・電子版が同時に出ています。 作って学ぶAIエージェント | 技術評論社ソフトウェア開発の世界では「AIエージェント主導のコーディング」が主流になろうとしています。エージェントはコードを生成するだけでなく、ファイルを読み、コマンドを実行し、テストを実行し、結果を確認し、必要に応じて修正を繰り返します。 本書は、こうしたAIエージェントのしくみを「使う」のではなく「作る」ための実践的なガイドです。最終的にはGitHubのIssueを起点に、コードの修正からプルリクエストの作成までを自動化するコーディングエージェントを実装します。扱う技術はTypeScriptとBunを中心にし、GitHubへの統合までを扱います。 ここでは、エージェントの動作原理、つまり思考のしくみを自ら実装し、挙動の予測と制御、目的に合わせたカスタマイズを扱います。