エディタ型からCLI型・自律型へと多様化するコーディングエージェント
はじめに:コーディングエージェントの新たな分類
今年初めに筆者が投稿した「ClineとAIコーディングツールの現状」ではAIコーディングツールを「コード補完」「チャットアシスタント」「コーディングエージェント」の3つに分類しました。しかし現在では「エージェント」が包括的な概念となり、この区別の必要性が薄れています。
さらに現在は役割や機能ではなく
* コーディングエージェントがどこまで自律的に開発プロセスに関与するのか
* 開発タスクが実行される環境はどこか
* ユーザーとの対話インターフェイス
が本質的な違いになってきました。
本記事では、こうした変化を踏まえて解説します。
本記事の分類について
「AI Agents Are Here. What Now?」ではAIエージェントの重要な特性の一つとして「自律性(autonomy)」が挙げられています。「自律的(agentic)」であるとは、ある目標が与えられた際に、それをサブタスクに分解し、各サブタスクを人間の直接的な介入なしに実行して解決できることを指します。
AI Agents Are Here. What