laiso

laiso

OpenAI Codex CLIの仕組み

OpenAIからCodex CLIというOSSがリリースされました。Codex CLIは、Claude Codeのようなコマンドラインで利用するコーディングエージェントのTUIツールです。Node.jsで実装されており、使用しているnpmパッケージからして構造はClaude Codeと類似していますが、設計に違いがあります。 GitHub - openai/codex: Lightweight coding agent that runs in your terminalLightweight coding agent that runs in your terminal - openai/codexGitHubopenai OpenAI Codex

MCPサーバーを安全に動かすための工夫

現在普及しているStdioServerTransport型MCPサーバーの使用方法は設定ファイルにnpxやuvxコマンドを記述する。 これはその場でダウンロードしたスクリプトファイルを実行することを意味する。 しかしこの実行方式は開発者には悪名高いソフトウェアのインストール手順「curlしてbash(URLでダウンロードしてきたシェルスクリプトをパイプしてノールック実行)」を思い出させる。「curlしてbash」なら単一の信頼した配布元を基準に判断できるがnpxやuvx方式は依存するライブラリも芋づる式に参照してくる。つまり任意のコードをどこかの経路(MCPサーバー本体でなくその内部の別の依存ライブラリかもしれない)を通じて実行される可能性は残る。 curl | bash a victimless crime?It’s a common sight for systems administrators and developers these days:MediumErica Windisch これに対して、Claude Desktopが「

React Router v7でコードを書いてくれSonnet

Claude 3.7 Sonnetに代表される現在の主力なコーディングモデルやソフトウェア開発タスクの自動化に利用されるLLMは、知識のカットオフにより2024年後半頃までにネット上に存在する情報をもとにしたソースコードしか書くことができない。例えばAnthropicのAPIを直接利用して確認すると、「React Routerの最新バージョンはv6です」と返答が来る。しかし、最新版はv7だ。v7.0.0はちょうどこの時期にリリースされたため境界にあり、つまりv7の実践的な知識はない。これに限らず、LLMの世界ではNext.jsはv14、Flaskはv2、Railsはv7と一世代遅れたバージョンを認識していることになっている。 これらのアップデートによって入った変更は、既存のソースコードに記述していればLLMが空気を読んで従う。加えて、ユーザーがカスタムルールとしてエディタ側で追加情報を設定したり、外部ドキュメントをその場で参照して補正することもできる。エージェントのfetchツールでWeb検索できる範囲の情報は適切に処理されるが、完全ではないので、我々は都度最新ドキュメントを読んで差

Devinと人類に残されたクリップボード運搬業

Devinやってみたブログ はじめに:20ドルでDevinに入門 Cognition | Devin 2.0We are an applied AI lab building end-to-end software agents.Devin 2.0 Devin 2.0の大型アップデートが来て料金的に個人でも使いやすくなったのもあり、VS Code拡張で開発できるようになったぞ、と噂を聞いて、このタイミングで入門した。 まずVS Code拡張をダウンロードしてきてminifyされたソースコードを解析した。多分、入門の順番としてはおかしいんだけど、この機能が一番気になってたから先にやった。