http://jverkoey.github.com/nimbus/
Nimbus はThree20 プロジェクトのコアメンテナのjverkoey により開始されたThree20 のフォークプロジェクト。Three20 で生じている問題などを解消する為に新たなプロジェクトとしてスタートした。
- Three20 はカオスなのでメンテ大変 → 今後は バグフィックスに専念?
- Nimbus はドキュメントの提供を重視 → Three20 はわかりづらかった?
- Three20 の代替フレームワークとして同じ機能をよりわかりやすく提供する
- 中身の実装はちょっとみてみたらフォークだけに一部Three20 ベースに流用しているかんじだけど、全体的には別物になってた
実際試してみたわけではにので、くわしくはプロジェクトサイトをみてください。
ところでThree20 はどの程度使われていたんだろうか。俺はちょろと1、2アプリで試しただけだけで全部のAPI 使ってはいないけどとにかく初心者にはビルド成功までの道のりがながかったように思う。iPhone アプリ開発コミュニティでも、静的ライブラリ/Framework/ファットバイナリ とかより、基本的にみんな生ソースをプロジェクト内にコピーするだけで使えるような簡単に組込めるライブラリが好まれる印象がある*1。
iOS開発におけるパターンによるオートマティズム にも書いてあったけど iOS SDK / Cocoa Touch フレームワーク上で開発するならもう必要なコンポーネントはだいたい用意されてるのでそこに一層また噛ますとシンプルでなくなるなーという思いはありつつも、優秀なiPhone アプリ開発者たちがつくってるんだから使いこなしたらすごいんじゃねーの、みたいな浮気ごころを出しながら使ってた。
そもそも枯れたシステム上で動く巨大なライブラリと違って、iOS やデバイス自体が過渡期でどんどんSDK も変更・更新されて、開発環境も全部オープンなわけではないからそらメンテで死にがちという事情もわかる気がする。なので、やっぱりXcode にコピペで動くような軽いライブラリをちょこちょこ使っていくような戦略がいいんじゃ、という方向にシフトしつつある。
*1:バイナリサイズが軽減されるからというものある?