老朽化したバスルームで対角線上に倒れていたふたりの男ゴードンとアダム。その間には自殺死体が。足を鎖でつながれた男たちに与えられたのは、テープレコーダー、一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。犯人から告げられたメッセージは「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」。犯人はジグゾウ。警察に追われている連続殺人鬼。彼がこれまで犯した犯罪とは…そしてふたりの運命は…。
志村うしろ・ザ・ムービー
いろんな意味で既視感を覚える作品だな。『セブン』と『CUBE』を意識してるみたい。まぁ、なかなかそれっぽかった。低予算/短期間撮影で作ったらしい。
触れ込みでは「密室に閉じこめられた男がどうやって脱出するのか!?」ってとこを前面に出してたけど、思ったよりパスタブでのシーンは少なかったな。回想や、連続殺人鬼「ジグゾウ」を追ってる刑事やら、人質に取られたゴードン先生の家族とか。でも、いい感じに編集されて、さくさく進む。
細部もラストのドンデンも含めてかなりの力業ですっ飛ばしてるなぁ。よくよく考えると、おかしいやん、とツッコミはいろいろあるみたいだけど、見てる間はそんなこと気にしてなかったからこれはコレで良い感じ。それにしても、あんなどーしようもないオチなのにスカッとするのはなんでだろう。
(ざっくりまとめた)印象としては、サスペンス/ミステリ映画沢山見てたり、各地の映画祭に出向いたり、「新しい才能が!」とか言いたかったりの「それっぽい人」が好きそうな作品でした。俺もそれっぽい人なのでこの作品は好き。少なくとも前述の『セブン』『CUBE』あたり好きな人は見といて損はないと思う。
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- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2005/03/11
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