ところで今日は"夢日記"を付けようと思う

僕は滅多に夢見ない。
たまに見ることがあってもそれは極々断片的な映像が見えるぐらいであって、文章に描写することもままならない程度のモノだ。たぶん、覚えていないだけだろうけど。
よく、夢日記は見てる人にはつまらないだろうな、と言ってずらずらと長文を書き始める人が居るがとんでもない、僕のような夢を滅多に見ない人にとってはすごく面白いし、興味深い。あとうらやましい。
今日は、久々にストーリーの破綻していない夢を見た。だから夢日記を書くことにする。まぁ聞いてくれ。


(ヒューゥゥ)
舞台は世紀末……。なんで世紀末かというと北斗の拳っぽいイメージの世界だったからだ。別に千葉繁の声は聞こえてこないけど。
西部劇で見かけるようなワラがこんがらがって丸くなったような物体が風に流されていた。僕がぼーっと突っ立っていると「ワラがこんがらがって丸くなったやつ」が話しかけてきた。早くもファンタジー展開だ。夢ってそういうモノ(めったにみないけど)
ワラがこんがらがって丸くなったやつはどこかで聞いたような声だ。なんだろ。妙に低い声。ヤツは水が飲みたいらしい。
僕は「向こうにスリーエフがあるから行こう」と言った。スリーエフが向こうかどっかにあるかは知らないけど何故かそう言っていた。
「スリーエフはダメだ」
ワラがこんがらがって丸くなったやつはわがままを言った。ちょっとむかついた。
「じゃあ駅前のスリーエフに行こう」
「スリーエフはダメだ」
会話が繋がっていない。たぶん夢とはこういうもの。その後も同じようなやりとりを何度もしたような気がするが覚えていない。
急に向こうの方から「ドリフトをミスったクッパ」が突っ込んできた。
僕はとくに驚くこともなく。
(クッパは重くて滑りやすいからしょうがないな……)
と思った。もちろん初代マリオカートの話だ。
クッパは流血してブツクサ言いながらコース(?)へ戻っていく。
「スリーエフはダメだ」
ワラがこんがらがって丸くなったやつはまたさっきと同じ台詞を言っている。正直うざいと思った。
むかつくので僕は地面をけった。そうしたらごく自然に「やっぱり猫が好き」の主題歌が流れ始める。矢野顕子のやつ。ただ夢の中の矢野顕子矢野顕子の声をしていなかった。どっちかというと米良美一のような声。
ここら辺から訳が分からないストーリーになる。でも夢日記なので無理矢理文章にして、つなげていくことにする。
そういえばこの頃にはもう舞台は世紀末風の荒野ではなくて別のところになっていたような気がする。夢によくある急激な場面転換だ。どこで変わったかは覚えてないが。
米良良一の声の矢野顕子の耳障りな声を聞きながら僕と妻夫木聡はどこかへ向かって歩いていた。そう、僕のパートナーはワラがこんがらがって丸くなったやつではなくていつの間にか妻夫木聡になっていた。こういうのも夢ではよくあるんじゃないかな。
僕は妻夫木聡のことは好きでも嫌いでもないが、夢を見ると度々出てくるような気がする。さすが若手NO1だとおもう、こんな地方周りも怠らないなんて。
そして、元ワラがこんがらがって丸くなったやつの妻夫木聡はこの世界ではどうやら僕の兄貴(→舎弟の方の)らしく妙に態度がでかかった。僕が話しかけるたびに笑いながらばしばし頭を叩いてくる。僕は我慢しながら元ワラがこんがらがって丸くなったやつの妻夫木聡についていった。
急にまた向こうの方から「ドリフトをミスったクッパ」が突っ込んでくる。だが今度は僕の夢の話にはドリフトをミスったクッパは関与しないらしく、いつの間にか消えていなくなる。
ふと僕の足下に黒いミミズがいっぱい居た。なんだか気持ち悪くなって振り払う。振り払うと黒いミミズは2倍の大きさになりまた僕の足下に集まってくる。もう一度振り払うとまた2倍の大きさになって集まってくる。何回か振り払ったがこれ以上の大きさになるとヤバイ気がしたので立ち止まって一匹ずつ踏みつぶしていく。(すごくつかれる作業だ)と心の中で思った。
立ち止まっている間に少し先に進んでしまった元ワラがこんがらがって丸くなったやつの妻夫木聡に助けを求めることにした。「おーい」と呼ぶと元ワラがこんがらがって丸くなったやつの妻夫木聡は不機嫌そうに返事をしてきた。
「スリーエフはダメだ」
殺そう、と思った。


「…………という夢を見たんです」
場面が変わって診察室、僕の対面には志位委員長*1似のカウンセラーらしき男が居る。どうやら夢の中で夢診断をしてもらって居るみたいだ。
(強引に締める気だな)
夢の中の物語に参加している僕とは別の視点の、夢を見ていることを自覚している僕がそう思った。こういう自分の視点が複数あるのも夢にありがちなのかな。
「それはね、君が幼児期に母親に愛されなかったことが〜〜」
志位委員長似のカウンセラーらしき男はどこかで散々聞いたことがある定番の台詞をしゃべり出した。そんな様子を見ながら夢の中の物語に参加している僕はニヤニヤしながら、(ばーか)と心の中で言った。


夢日記おわり。

追記

だめだこりゃ。読み返してみたら物語が破綻してるどころか日本語すら破綻していた。