勃発!!中華大戦争・突撃中華飯店〜俺より強い富徳へ会いにゆく〜

先日ちょっと言ったうちの隣にある"周富徳の店"へ行ってきた。実は俺は大の富徳ファンなんだ(じゅるり。店につくとチラシで待ちかまえる富徳、「周富徳もお薦め!!」ご苦労であります、軽く敬礼。
中に入る、しょぼくれた居酒屋があったテナントに後釜で入っただけあって妙に狭苦しい。しかしそこは富徳パワーでカバー。店へはいる、カタコトの日本語のオバチャンがお出迎え、ほうこいつは富徳の10000番弟子ぐらいか?ふとレジ横を見る、額縁に飾ってある富徳「これが周富徳流だ!!」お疲れさまであります、深く敬礼。
テーブルに我が物顔で着く、大の富徳ファンなら我が物顔は当然だ。奥の厨房ではものすごい早口の中国語が飛び交っている。どうやら大忙しのようだ。
「これは大変なことになってきたでモスよ!!」
渡されたメニューの中から俺が食べられそうなものを選別する。何故選別するか。実は俺は大の中華料理嫌いなんだ(じゅるり。
悩んだあげく、今回は無難にラーメンにすることにする、それと小龍包。すっいまっせ〜〜ん(挙手
「あい、あい、わかった」
タメ口か……
結構な時間待たされた末にラーメンと小龍包が運ばれてきた、スープを一口、うまい!肉汁をひとすすり、いける!さすが富徳、どうやら奴の腕はまだまだ衰えていないようだ。そうだ、俺は富徳に会いに来たのだ。奴はどこだろう?厨房を覗いてみる、富徳の10000000番弟子ぐらいしか見あたらない。おかしいな。おばちゃんに聞いてみる。
「今日は富徳先生はいらっしゃらないのですか」
「……あの、周富徳さんはココの店で働いているわけではないので……」
そんな馬鹿な。富徳の店に富徳がいないというのか。いや、俺の記憶では確かに富徳は存在した。クリスマスの夜、枕元のジャガーの靴下に特製肉饅頭の小包みを置いていったし、ママは寄り添いながら富徳にそっとキスをしたし。資料としてロズウェルに不時着した富徳一家の解剖映像は今もFBIに残っている。確かに富徳は実在する!!


と言うようなことを脳内で考え静かにラーメンをすすって店を出た。なかなか旨かったからまた行きたいものである。