舞城王太郎「煙か土か食い物」


煙か土か食い物
舞城 王太郎
ASIN:4061821725

腕利きの救命外科医・奈津川四郎が故郷・福井の地に降り立った瞬間、血と暴力の神話が渦巻く凄絶な血族物語が幕を開ける。前人未到のミステリーノワールを圧倒的文圧で描ききった新世紀初のメフィスト賞/第19回受賞作。

メフィスト賞だかぬりかべ賞だかをとった今のりに乗ってる作家の処女作らしい。普段小説とやらをあまり読まない僕。今まで読んだのも多重人格探偵サイコとかブギーポップは笑わないとか池袋ウェストゲートパークとかそのあたり。この本は薦められて読んだんだけどまぁそれなりにおもしろかった。序盤〜の18禁ADVゲームのような主人公の一人語りにちょっと嫌悪感を覚えたけれども中盤まで読んで血族関係の話がメインになってきておもしろくなってきて一気に読み終えた。一郎二郎三郎四郎とかテキトーにつけたような名前なのにちゃんとキャラが書き分けられてて一人一人に魅力を感じた。
久しぶりに小説読んだので満足な感想が書けなくて申し訳ない。機会があったら他の作品も読んでみる。