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バトル・オブ・シリコンバレー(Pirates of Silicon Valley)観た

バトル・オブ・シリコンバレー [DVD]
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以前から観たかったんだけどなかなか買えなくて、先日iTunesで日本語字幕版が出てたのでレンタルした。

日本でいう2時間ドラマ枠っぽいつくり。

近年はジョブズにスポットがずっとあたっていたので、同時代のマイクロソフトのストーリー(アップルがこうしてた時マイクロソフトはどうだった、みたいな)を一緒に見られるのが新鮮だった。

ゲイツはあらゆる他人を罵倒したが唯一ジョブズだけには冷静に接した。GUI ウィンドウシステムのプロトタイプを模倣されたことに激怒したジョブズのもとへゲイツが出向き、2時間の説得ののち自分たちが敵ではないことと説明し和解した。というエピソードが好き。

この映画自体は、ジョブズが解雇されるまでしか描いておらず「こうしてゲイツは世界一の金持ちになりましたとさ」ぐらいのオチしたついておらず、iPodiPhone も出てはこないんだけどその先の10年を知るわれわれの視点からその後のストーリーをムービーの中になぞらえて想像するとおもしろいかも。

バルマーとかウォズとかの演者のディテールが細かくてよかった。前半はおたく青年ウォズから見た奇天烈な天才ジョブズとの波乱記で、メンバー3人のマイクロソフトIBM といきなりの商談する場面ではバルマーがムービーフレームの外に出てきて視聴者に「ここで史上最大のワンチャンがあったのさ♪」みたいにおどけて解説する。

マイクロソフトやアップル、グーグルが既に巨人として存在している世界に生れた僕たちにとってIBM は漠然としたスーツ族のボスなんでしょうぐらいにしか思っていないけど、この映画冒頭で出てくるアップルのTV CM が表現するようなファシズムからの脱却が肌感覚でわからないのがさみしい。

ジョブズが「週に90時間労働しますTシャツ」をつくって嬉々と社員に配るよう指示するシーンや、社員の忠誠心を度々確認し望んだ成果の出せないものを罵倒するというよく聞く話がもりこまれていて、よくブラック企業の過酷な労働条件で労働時間の長さが話題にあがるけど今までみてきた「闘うプログラマー」でのWindow NT をつくっている人たち、以前インタビューで過去のデスマ自慢をしていたSNS 業者の社長とかを考えるに、価値を創造する組織が過酷な労働環境(主に長時間労働のこと)をともなわないケースってあるのかなーとも思った。

長時間の労働しいることにより社員満足度が下るが報酬を投与すると回復する、みたいなブラウザゲームみたいなしくみでもないとは思うんだけど。

まあ「闘うプログラマー」では家庭があるので労働時間をきちりおさえて成果をだせるよう自己管理しているロートルみたいな人たちもでてくるんだけど。ようなことを昨日みたgumi の人の「従業員の満足度重視で柔軟な組織的思考のアジャイル開発」というようなスライドを読んでいて思った。

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