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またはてなに通報された

ブゥーン

(カタカタカタカタ――)

『――かくして、私にとってのはてなブックマークブックマーカーとは、時には泉の畔で羽を休める白鳥たちのように。またある時は、百獣の王ライオーンの残した餌をいただく狡猾なハイエナのごとく、そしてその大草原をかけるチィターのごとく俊足を持ちつつも、――

――スカイフイッシュのごとく正体不明の生物が生息するというジャングルパークなのである……』












laiso「……ふぅ。なんて知性あふるる文体……そして美しく的確なレトリック……こいつは我ながら惚れ惚れする名エントリィ……ホットエントリィ入りは確実ですぞッ。これでこそ無理して徹夜したかいがあったというもの」

laiso「いかんいかん、気づけばもう早朝近いではないか。窓の外にも霧が立ちこめて――ん? この季節に霧?」



(プシューーーーーーーー)



laiso「やや! なにごとか?! これは……もしや! 煙幕!?」



ドロガッシャーン(扉)



『GOGOGOGOGOGOGOGOGOGOGO』



(ドタドタドタドタ ショーン)



『laisoぉ〜ッ でてこいやぁ〜』



laiso「ひ、ひぃ〜ッ! どちらさまでしょうか〜!」











アイルビーバアック



laiso「そ、染まりすぎーッ」








―― はてなに通報された 「またはてなに通報された」――










(チュン チュン)


laiso「で……今回はどのようなご用件で……」




「カルボナラーッ ペペロチーノッ フラッチェ コスタリカ

laiso「……せめて中学英語を……」




「ぬかせ。」
「まあな。わしが来たゆーことは今回も通報があったんや。熱心なユーザーさんからな。知っての通り、はてなはユーザーさんを後生大事にだいじーにしとぉさかい、シリコンバレーから成田まですっとんで――それから六本木のドンキホーテに立ち寄ってからここまでやってきたわけや」

laiso「(コスプレだったのか……)」

laiso「で、一体ぼくは何をしたって言うんですか。前回同様、全く身に覚えがないですよ?」




「ぬかせ。」
「おまえに怪しげな新興宗教の活動の疑いがかかっとる。あれや、いわゆるカルト教団というやつや。」

laiso「……ギリギリじゃないですか……いやむしろそれはド アウト臭いですよ。面白テキストサイトで扱うネタとしては危険度が高すぎr――」




「ぬかせ。わしを誰だとおもっとる。」


laiso「はぁ……で、その怪しげな活動っていうのがよく分からないんですけど……」




「まあわしも伝聞でしかしらんがな。何やら怪しい集会を開いたり、徒党を組んだり、特定のブロガーを追いかけましたりしてるそうやないか。これはあきらかーに は防法(はてな活動防止法)に触れとる。どや! 白状せい!」

laiso「いやッ、それは……ぼくがやっているわけではなくて……」




「白状せい!」

laiso「だから……」




「はやくしてください」
「まだですか?」

laiso「台詞に深い意味を持たせにかかるのはやめてくださいよ……」




「強情やなあ。こうなったら強硬手段しかないな。意地でも吐かせたる。あいつを呼ぶで! はてなのマスコットのあいつや!」

laiso「……え? しなもんさんですか?」




「そうや。『西シリコンバレーの狂犬』の異名を持つあいつや。」

「……青年誌の漫画の設定みたいな……というか、その異名は犬に対して使うのなら普通に保健所とかに検査に行った方がいいんじゃ」




「あろ。おかしいな。」

laiso「どうしたんですか……」




「絵まだかいてへんわ。」

laiso「……ページのコマの外からGペンが出てくるようなメタ演出はちょっと……」




「まあええわ。いまから描くさかい。ウィットでウェットしてはてなユーザー向きなのをな。ちょっとまちなー」

laiso「どっかで聞いたような……」




「できたで!」

laiso「はやいな……」




「いくで!」
『トンガリおみみに〜ふわふわおけけ〜――ぐるぐるほっぺに覆面すがた〜中肉中背で年齢は四十代半ば。刃渡り――』

laiso「ちょッ、どんどんかけ離れていってませんか……」




「うはは。コンバレジョークやがな! はい続きいこいこ。」
『まあるいおめめに〜かわいいお脚〜 みんなが好きなの誰だっけ〜』














しなもんだー!』



laiso「怖ッッッッッ。やばいですよこのしなもんは。硬質を溶かす液体とか吐き出しそうですし。仮にですけど、こんなの電波にのせたら動画共有サービスとかでものすごい面白がられてしまいますよ!」




「ぬかせ。わしがしなもんといったらしなもんや。その証拠に、カミさんにもなついとるやないか」

laiso「え? れいこんさんも来てるんですか?」








「モチロンヨ」

laiso「人種ーッ!!」

laiso「(……いきなり実写は心臓に悪い)……って、あなたは普通にれいこんさんではないでしょう? いやいや、確かにお美しいのはたいへんよく似ていらっしゃると、いった感じのフォローもさせて頂きますけど。ラジー賞の式とかに居たような……」




「モチロンヨ」

laiso「雇うんならもうちょっと台詞覚えさせてくださいよ…… というか何方面に出資してるんですか……」




「フユカイネ カエル」

laiso「(うつってる……)旅立つのはいつも急ですね……いや、どうぞどうぞ……もうこないでくださいよ」




「laisoが怪しい動きせんようにしなもんおいてくわ」



(バタム)
(シャーシャコー)



laiso「え? ちょっと。またですか! ああ、行ってしまった。というかこれは絵では――」



ギョルムムムム

laiso「うごいてる! しかもへんな鳴き声をッ!」

(シビャーー)

laiso「ああ! 2段組の口内から吐き出した液体でぼくのVAIOがドロドロに!」

(シビャーー)

(シビャーー)