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西尾維新『ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 』

永遠に生き続ける少女、円朽葉をめぐる奇怪極まりない研究のモニターに誘われた「戯言遣い」のぼくは、骨董アパートの住人・紫木一姫と春日井春日と共に京都北部に位置する診療所跡を訪れる。が、そこに待ち受けていたのは…。
Amazon.co.jp: ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス): 西尾 維新, take: 本

2作目だと思って手を出したが、全然違ったという大ポカをやらかした。画面見てなかった。タイトル似てるんだよなぁもう。運命論はかったるかった、今はそういう気分じゃなかったというだけ。
匂宮出夢は西園弖虎だなぁ。自分で言ってりゃせわないけど。他にもサブカルチュア群の小ネタ多いな(戯言シリーズ元ネタ事典 - PukiWiki)。多いな。後から見て、あぁーなるほどここがここで、みたいな。
惨殺死体発見シーン直後の、「陵辱」やら「蹂躙」やら画数の多い漢字を無数に鏤めた文章は圧倒された。もう見開いた途端、ただごとではないッ、て感じが読まずに伝わってくる。もうッ・・・駄目ッ・・・所さんのッ・・・ただごとではない!肉肉肉肉!!いや、観て楽しむもんだと思ってそこはスルーしようとも思ったけど(まぁ読んだ)。何回もやられたらうざいから単発用だな(ていうかあそこも戯言ですか)。
とはいえ、ミステリ的な謎解き部分も、スリラー的な鬼気迫った部分も、導入までの時間取りすぎたのがアレなのかいまいちノれなかった。まったり。この感覚は何に近いかというとヒロシ(語弊のある呼び方!)の「S&Mシリーズ」に近いというか、まぁ部分部分違うっていやー味違うんだけど、そんなこと言ったら「かいけつゾロリよりは近おろうが!!」とキレ出すしかないわけで、あれだ、ヒロシに赤松建的なエキスをブレンドしたような(単に『萌え』だけを表したいのなら赤松の名前はわざわざ使わない)それです。あれです。一番の見所が日常会話やコミカルなドタバタだったところだなぁ。あ、「戯言」は良かったです。「死のう→やっぱ帰ろう」のへん痺れた。
【3】

ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)

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