ザ・ノンフィクション「わたし第二夫人になりました〜愛と家族を求めた旅路〜」

バリで現地人男性の第二夫人になった日本人女性「ナオコさん」。結婚の前提に改築の資金を出す事を自ら持ち出した彼女は、「家族を金で買った」と自嘲気味に語る。一方、第二婦人という微妙な立場で異文化生活を送る彼女を見て夫はカメラの前で取材陣にこう語る。
「バリで日本人女性と結婚するということは、お金が目的という事。
しかし私は彼女の事を愛している」
母屋では夫と第一婦人が一緒に暮らし、舗装工事の費用が足りず内装だけがやっと間に合っただけの離れの部屋で彼女は少女コミックに囲まれて子供と一緒に過ごしている。一夫多妻が認められているバリでも複数の妻が同居するのは珍しいそうだ。
彼女の生来の家庭は新居のローン返済苦からやがて崩壊し、耐え切れなくなった彼女は二十歳で家を飛び出た。ふと旅行に来たバリ島で男性と恋に落ち、第二婦人になる事を承知の上で、かつてなくしてしまった家族を求めるように結婚をした。
しかし第一婦人も口では承諾したものの納得はいっていない。ナオコさんへ優しくし過ぎる夫への怒りが嫉妬と相まってナオコさんへ向けられている(嫉妬のあまり留守中に進入し、モノを壊すほど)。ナオコさんも第一婦人を恐れ、二人の関係は嫁姑の関係以上にギクシャクしていたのであった。
数ヵ月後、娘の生後半年祝いの儀式を前にナオコさんは日本から父親を招く(暗に経済的援助を期待しつつ)。父は家族の歓待を受け仲たがいの関係にある第一婦人と第二婦人であるナオコさんの仲を取り持つように励まし"バリの家族"との親交を深めていく。
しかし翌日から、何気ない事をきっかけに父と激しく衝突する。父親の「ココで結婚するならお前は土人になれ」という言葉に彼女は噛み付き、儀式の準備の為に奔走する家族を横目に待ちぼうけを食わされた父は怒りをあらわにし、ナオコさんは夫と共に土下座までして半ば形式的に謝罪する。
父親との家族感のすれ違いが垣間見えたが、後にこれによって「家族の絆が深まった」と彼女は語る。そして翌日、父は何事もなかったように儀式に参加し、日本へ帰っていった。そしてナオコさんに日常が戻った。父の来訪は彼女に何をもたらしたのだろうか。
→番組終了
見た限りナオコさんはいわゆるシンデレラ症候群というもので、不幸の中に不幸を求め自ら飛び込んでいくといった人間のように思えた。それが、彼女の家庭環境から来るものなのか生来のものなのかは定かではないが。夫も結婚を機に仕事を辞めてしまったり、第一、第二婦人にはっきりしない態度をとったりと非常にだらしのない人間だ。
そういえば、どっかのエロゲーに双子の姉妹に二股をかけて、最終的にどっちかを選べといわれて、結局南国の一夫多妻の国へ行き3人仲良く暮らす、という糞エンディングを思い出した、甲斐性のない男を夫に持つと苦労がたえないなぁ。
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