格ゲー大会に必要なモノ

格ゲーは観戦の楽しみが得られにくい。
格ゲーの試合見るのって結構前知識がいるんです。データ(数値)がありましてね、そこからくる戦略(戦法)がありましてね。この場面で、こういう思考で操作したから、こうなった。とか、選択肢としてこれこれこういうパターンがあってそれを選んだ、それが成功(失敗)した。とか、それがゲームタイトルごとに違うんで非常に厄介なことです。定石があり、布石があり、思考を絡めた末に"グルグルヒューゴ"*1に掴まれて廻されるから俺が爆笑できるわけです。
これが囲碁将棋ほど継続的で歴史がある物なら、プレイヤーに知識が浸透し理解が深まって観戦の楽しみも容易に得られるのですが、格ゲーはタダの娯楽産業の中のビデオゲームなのでタイトル(商品)を消費するためだけにあるのであって何十年も何百年もしても"ツール"には成り得ない。だから一回入れた知識を一旦リセットして違う知識を入れ直さなきゃダメなんです。
そこで格ゲー大会で必要なモノはそれら知識を分かりやすい言葉で説明してくれる「解説者」ですよ。ユーザーフレンドリーな大会では「実況」が解説も兼ねていたりしていますが、実際の大会では進行も早いので満足に解説が行えないのが現状です。まぁ、そもそも試合と同時進行で解説を入れていくのには流れ的に無理があるとは思いますが。格闘技とかの場合はどうなってるんでしょうか。よく朝のNHK教育でやってる囲碁の対局で別のスタジオからなにがし名人が蘊蓄を垂れるアレですよ。アレが必要。
↑2年ぐらい前の「闘劇*2というイベントを見に行った後に書いた文章に加筆したモノです。あれ以来格ゲーを離れてしまったので今のところはよく分からない。というか、自分で書いた事の意味もよく分からない。

*1:【グルグル勢】ポチョでもザンギでもクラークでもマッスルパワーでもマーストリウスでもいい

*2:http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/togeki2004/