大槻ケンヂ「くるぐる使い」

くるぐる使い
大槻 ケンヂ
ASIN:4041847052ASIN:4152078871

内容(「BOOK」データベースより)
妹の麗美子が二人暮らしの兄の時夫に、宇宙人にさらわれたとある日突然主張する「キラキラと輝くもの」。神がかり的な"力"を持ったがために大道芸をやらされていた少女の哀しい恋物語「くるぐる使い」。少女に憑いた霊とエクソシストとの戦いを通して、憑依現象は現実逃避の妄想だとする「憑かれたな」。―青春の残酷と、非日常の彼方に見える現代のリアルを描く傑作短編集。

「泣きながら、一気に読みました」*1
連続起床時間も36時間も超えて眼球も神様HELP!*2していたのでそのせいかもしれません。どうやらコレ泣ける話らしいですよ、俺は馬鹿小説として読んでましたが。大槻ケンヂが小説を書いていることは知っていたけどここまでちゃんと書いているとは思っていませんでしたUFO・超常現象に関するマニアックな知識には恐れ入ります。「キラキラと輝くもの」とか多少退屈な話もありましたが他は面白かったです。
しかし「春陽綺談」の主人公をどうしても「まんが道」の安孫子素雄に脳内変換してしまう、容姿も似てそうだし。「ンマーイ!!」とか言いそう。そして人見広介が天久聖一の描く九州男児とかもしくは「やらないか」の人みたいに変換されてる、幻覚世界の描写といいこうなってくるともう馬鹿話にしか見えない。
ところでこの本をgoogleで検索すると何でエロゲーの話が一杯出てくるの。他の人の感想が見たかったが見つからなかった。「鬼畜王ランスは名作である」とか言われても分からん、しかも断定口調かよ。

*1:【泣きながら〜】keyword:柴咲コウ

*2:【神様HELP!】keyword:チェッカーズ