草下シンヤ「裏のハローワーク」


裏のハローワーク
草下 シンヤ
ASIN:4883924335

内容(「MARC」データベースより)
マグロ漁船から、大麻栽培、治験バイト、夜逃げ屋、偽造クリエイターまで、世の中のあらゆる「危ない」「裏のある」仕事に密着。大通りからは見えない裏路地の世界を、ちょっと覗いてみませんか?

片手間に読んでました。一般書店に平積みされてる時点で「裏なのかよ」と思ってしまった。ちなみに著者略歴に「様々なドラッグを経験し〜」と堂々と書いてある。
基本的に著者のコネで知り合った世の中の怪しいオシゴトをしている人たちにインタビュー形式で取材していくというもの。取材も著者(都内で働く一介のサラリーマンらしい)の個人的なごくごく小規模なもので一つの職業で複数の人物に接触するようなことはないので、あくまで体験談としてギョーカイの一部分しか垣間見ることができないからコアな”知りたいボーイズ”には不満か。でも「インターネットでそれ系の情報報収集をしてればこの本に載ってるような噂話はごろごろ転がっている」とか言われてもやっぱり噂でしかなく強面の方々に直接聞き出してくる著者の勇気には恐れ入るし読みやすくまとめられていて良い。退屈な休日に軽く読書でもという時にどうぞ。
しかし、コレを読んで思ったことはどの職業もバックに”ヤ”の人がついてるんだなってこと。日本経済の表はオタクが裏はヤの人が支えてるということか。