多かれ少なかれ
誰にでも癖というものはあるはずだ
習慣から癖へ変化したものや
他人に指摘されはじめてきずく物もあるだろう
僕は買い物をしてお釣りを受け取るときに
手のひらを反り返るほど思いっきり開く癖がある。
と人の指摘でわかった。
たぶん小銭を渡す側が渡しやすいだろうと思って
無意識のうちにやっていたんだろうけど
かんがえてみるとすごく渡しづらい
(あとうざい)
しかし僕はその癖を直さなかった
むしろ心のどこかで
こんなに小さなことでも
人と違うところに誇りを持ったのであった
他人との差別化でしか
自己の存在を見出せないというのは
また現代人の病かもしれない
(今の最新流行でいうとシノラーとか)
「別にマイナス要素なきゃいいじゃん」
かかわった人には印象を残せるはずだ
ああ、半分寝ながら歩いてるやつがまた来た
こんな風に思われているかもしれないじゃないか
人とのかかわりを取ったら人は人でありえなくなる
自分の本能がそうさせているのかもしれないのだ
と、指のすき間から小銭をドボドボ落としながらレイソは語るのであった
◆この日記ははてなダイアリ以前の日記サイトからお引っ越ししたものです。